こんにちは、福岡で幼稚園のお仕事さがし、えんぷく！です。
今回は、転職を検討されている方に向けたお便りです。

特に、今まで転職経験がない/はじめて【転職】の悩みにぶつかっている人へ。
疑問や不安なこともたくさんあるかと思いますので、転職活動のポイントをまとめてみました。

★STEP１　転職の理由は？

何故転職を検討しているのか。『転職したい。』が漠然としている人はいませんか？
お仕事は人生の一部でしかありませんが、今の不安や不満を解消し、より良い環境で活躍していただきたいと願っています。

その“より良い条件や環境”は、その人が今の職場やお仕事に抱える不安/不満により様々です。ある人は【給与】、ある人は【職場の雰囲気】、それ以外にもスキルアップ、条件、働き方、ワークライフバランスといったところでしょうか。

まずは自分自身の不安/不満、“本当はこうしたいのに”といった心の中の声を書き出してみましょう。そこから次のステップで原因や理由を探っていきます。


★STEP２　転職について知ろう！
転職組の方は、新卒の就職活動と求められる姿やスケジュールが異なります。

【新卒（学生）さんの場合】幼稚園やお仕事に対する熱意やポテンシャル、学校での頑張り、成績が評価されます。

【転職組の場合】幼稚園や保育園での就業歴がある方は“即戦力”が求められます。子どもと関われるお仕事が未経験の場合は、今までのお仕事や生活、社会や人との関わり方などを振り返ってみると良いかもしれません。

そのため幼稚園の選考であっても、転職組の方は“職務経歴書を準備しましょう！”とえんぷくでも呼びかけさせていただいています。
たまに、『幼稚園や保育園だから、職務経歴書要らないですよね？』とお話をいただくこともあります。
以前のお便りに職務経歴書についてまとめたものがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

スケジュールも比較してみました。
新卒さんは、実習先からエントリーの可否を確認して…といった具合で、夏ごろから少しずつ動き始める方が多いイメージですね。
中途採用の求人ですが、次年度4月に向けた求人は、早くて9月、一番多いのが11月～12月頃といった印象です。（えんぷく！運営事務局調べ）
既存職員さんの出入りや新卒をどれくらい採用したかにも左右されるところなので、新卒さんの求人公開よりは数か月ほど遅い印象です。

エントリ―枠は数十名あるわけではないですし、期限も何か月ととっているわけではありません。ですので、自分の気になる園やマッチングする条件で募集が開始された際に、エントリーができるように園見学や準備しておくこと等の計画をします。履歴書や職務経歴書は前もって準備をしておきたいですね。

★STEP３　自己分析も並行してすすめてみましょう

自分の条件（エリア・雇用形態などいろいろ）から求人を探し、書類を準備し、園見学をおこなう…と転職活動をすすめていきますが、この期間に自己分析も並行しておこなうことをおすすめしています。
自分はどういった経験をしてきて、どういった想いで子ども達と向きあってきて…など、職務経歴書や面接にも役立つ時間になりますよ◎


★STEP４　求人媒体別まとめ
いよいよ求人を探していきますが、いろんなところに・いろんな求人が出ています。
1つの求人サイトにこだわらず、複数活用することをオススメしています。理由はそれぞれに扱っている求人が様々だからです。その特徴をえんぷくなりにまとめてみましたので参考にしてくださいね。

【ハローワーク】を利用する
地元の求人が多く掲載されています。幼稚園/保育園に限らず、幼稚園教諭免許をいかして活躍できるお仕事先を幅広く見つけることができるかも。エリアや雇用形態などを絞ってハローワークの窓口で相談をしたり、WEBサイトからの検索もできます。

【紹介会社（エージェント）】を利用する
ここまで読んできてもらって、『それでも一人で転職活動は不安』という方は、紹介会社に相談してみてはいかがでしょうか。
保育専門のサイトも増えてきているので見極めは必須ですが、転職のプロから支援してもらえます。
求人紹介と合わせて、コンサルタントの方から面接対策やキャリア相談等の+αのサービスを受けることができるといった特徴も紹介会社によって異なります。

【転職サイト】を利用する
『自分のペースですすめたい』、『まずは情報収集をしたい』といった場合は、転職サイトへの登録がおすすめです。基本情報の登録で、直接『ぜひウチを検討して！』といったオファーも届きます。
えんぷく！も転職情報サイトの位置づけです。他より特化しているポイントを紹介させてください！

①＜“求人情報サイト”です＞お役立ち情報も発信しています。新卒専用サイトではなく、“幼稚園でお仕事したい人あつまれ！”といった感じでサイト内に凝縮しており、園見学や実習、求人などを“新卒向け”・“中途向け”で分けているものもあります。

②＜園見学・実習の申し込み＞求人以外に園見学や実習の申し込みができます。“えんぷくみました”というお電話での受付もOKです。

③＜福岡だけ＞福岡で、幼稚園のお仕事さがしに特化しています。直接、幼稚園の採用担当者の方とお話もできます。福岡の幼稚園との「縁」を大切にしていきたいと考えています。

④＜幼稚園限定＞保育のサイトはたくさんありますが、“保育園”が優先的ではありますよね。“幼稚園業界をもっと盛り上げていきたい！”という想いから、幼稚園限定で幼稚園のこだわりをつめこんだサイトです。

★STEP５　エントリー前後や幼稚園と接触できた際のポイント

１つめに募集をしている背景をチェックしておきたいですね。幼稚園によって、募集・採用のニーズは違います。園児の増員計画？予想外の職員の退職？産育休に入る職員の代替え？…など。それに合わせて働き方や求められることも異なります。『3歳児の担任を任せたい』『いずれはクラス主任を』『担任をしっかり補助してほしい』といった具合でしょうか。

『何故、人を募集しているのか』という理由と、自分の経験や得意なことからも、その園とマッチングしそうかを検討していきましょう。
※求人に記載がない場合や、自身がマッチングしていなさそうな場合も、幼稚園に問合せてみるのはOKですよ！

２つめに志望動機や退職の理由です。【転職理由は？】でも取り上げましたが、何故退職したいのか（したのか）や、志望する理由が固まっていないと、面接では『入職意欲が低い』と感じ取られやすいです。
幼稚園には、職種がたくさんあるわけではなく、園での採用担当者の方は、幼稚園教諭の面接を何度も担当している方が多いので、『ああ、幼稚園なんてどこでもいいと思っているんだろうな』と、きちんと準備しておかないと見抜かれてしまいます。

最後は面接の注意点ですが、＜その場で決めない＞ということです。面接がリズムよく進んでいくと、気持ちも高揚し、その場で内定を承諾したくなる気持ちもわかります。一旦持ち帰って冷静に考える時間を作ることをオススメしています。
園見学の感想を記したメモや、質問に対する返答についても振り返り判断材料にしたいですね。
また園見学や面接を通じて、せっかく『働きたい！』と思っても、在職中の場合はそちらもしっかり整理をしていかなくてはいけません。在職中はスピーディーに返事や返信ができないこともありますので、『現在まだ在職中で日中は連絡が遅くなる場合があります。』等と一言添えて理解いただくようにしましょう。
複数人がエントリーしている場合は、他の応募者も比較対象となりますが、同じような条件や経験で働ける方がエントリーしているはず。その場合は、レスポンスの速さも評価につながりやすいので、在職中といえども返信が遅くなりすぎないように注意したいですね。


★STEP６　内定もらった！＞その後
さて、晴れて内定をもらった場合でも、転職組の方と新卒さんでは就業開始までにやるべきことも少しだけ異なります。

１、内定承諾
内定の通知は自宅に届きます。園によって、通知書のみの場合と承諾書の返送を求められる場合もありますので、一緒に届いた同封物も確認し期限までに返送しましょう。

２、就業開始日について
就業開始時期は自分一人で勝手に決めることはできません。在職中の園に転職意思を伝えなければいけませんし、その際に引継ぎ期間や退職日についても相談をします。ほとんどの方が担任をもっているかと思いますので、子ども達に影響が出ることは避けたいですよね。その辺りにも十分に話し合って、段取りを組みましょう。
在職中の園で退職予定日が決まったら、内定先にも報告をしましょう。内定先の園でも受け入れる為の準備が必要ですし、それまでに自分が準備しなければいけないものもあるはずですので、漏れがないようにこちらも段取りを組みましょう。

いかがでしたか？
今回は長いお便りとなりましたが、転職活動の手始めとしておさえてほしいポイントについてまとめてみました。
『これで転職活動は完璧！』と言えるお便りではないです。満足のいく転職活動期間になるように、それぞれのステップにおいて自分自身や仕事のこと、園のことなどをよく調査して理解を深めていきましょう！

えんぷく！は、『私が私らしく働く場所』を探す先生たちを応援し、幼稚園のオープンな活動をサポートします。

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